このページでは2in1法に対してのこんな疑問を解決していきます。オンラインカジノだけでなく、投資の世界でも利用されることが多い2in1法。
本記事では2in1法使い方とメリットとデメリット、オンラインカジノで実践した結果を解説していきます。
2in1法は決まった法則で「数列」を作り、ベット額を数列に応じて変えていく手法です。
2in1法は勝敗に応じて数列を作成して賭け金を調整し、2回の負けを1回の勝利で取り戻す方法です。
2in1法のように、ゲームの勝率を高めるのではなく、賭け金を調整することで、ゲーム終了時に利益を出そうとする方法をマネーシステムと呼びます。
オンラインカジノに限らず、FXやバイナリーオプションなど様々な場面で利用されます。
オンラインカジノの攻略法の中では「ローリスクローリターン」な攻略法とう位置づけです。
2in1法では、基本的にはメモを取りながら数列を作っていきます。なので、ランドカジノ(実際のカジノ)での利用には向きません。
メモしながらプレイできるオンラインカジノと相性がいい攻略法です。
2in1法が有効なゲームは勝率が50%で配当が2倍のゲームです。具体的にはバカラとブラックジャック、ルーレットにおける赤黒もしくはイーブンオッドへのベットに利用できます。
【2in1法が有効なゲーム】
2in1法を始める前に紙とペンを用意しましょう。2in1法は2連敗してから利用を開始します。それまでは、最初に決めたユニット数をベットしていきます。
スタートするまでは「ウィナーズ投資法」と同じです。
まずユニットを決めます。(例:1ユニット=1ドル)負けたら紙に1と記録し、勝ったら消します。2連敗するまでは1ユニットをベットし続けます。
【2in1法の始め方】
【2in1法の賭け方】
4連敗した後に2連勝した場合の簡単なシミュレーションを行いましょう。
ゲーム数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 累計利益 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
2 | 1、1 | 1 | 負け | -2 | |
3 | 1、1、2 | 2 | 負け | -4 | |
4 | 1、1、2、3 | 3 | 負け | -7 | |
5 | 1、2 | 4 | 勝ち | -3 | |
6 | なし | 3 | 勝ち | 0 |
※1ユニット=1ドル
このように4回の負けを2回の勝ち、比率にすると2回の負けを1回の勝ちで取り戻しています。
2in1法のメリットとデメリットについて説明します。
2in1法には次のようなメリットがあります。
2in1法はマーチンゲール法などの攻略法と比較して、賭け金の上昇が緩やかです。
2in1法が長引いてしまっても、賭け金が大きくなり資金が底をついて、継続できなくなる可能性は低いでしょう。またテーブルリミットに引っかかる確率も低いです。
負けと勝ちの数が2:1でも損失を取り戻すことができます。勝率50%のゲームでも調子が悪ければ、負けと勝ちが3:1や4:1になることもあるでしょう。
しかし長くゲームを続ければ、負けと勝ちの比率が2:1を超えて、利益を取り戻せます。賭け金の上昇が緩やかということはそれだけ損失を0にできる可能性が高いということです。
2in1法の利用方法の部分のシミュレーションでは2in1法の終了時に利益は発生していません。そのため2in1法は有効性の低い攻略法だと感じた方もいるでしょう。
しかしたとえば3連勝した後に負けてしまっても、2in1法で損失を回収できれば、3連勝した分の利益はそのままです。また2連敗して2in1法をスタートし、損失を回収後にゲームに勝利すれば、損失は2in1法で回収できているため、利益になります。
ゲーム数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 累計利益 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | なし | 1 | 勝ち | 1 | |
2 | なし | 1 | 勝ち | 2 | |
3 | 1 | 1 | 負け | 1 | |
4 | 1、1 | 1 | 負け | 0 | |
5 | 1、1、2 | 2 | 負け | -2 | |
6 | 1、1、2、3 | 3 | 負け | -5 | |
7 | 1、1、2、3、4 | 4 | 勝ち | -9 | |
8 | 1、2、3 | 5 | 勝ち | -4 | |
9 | 2 | 4 | 勝ち | 0 | |
10 | なし | 2 | 勝ち | 2 |
※1ユニット=1ドル
このケースでは最初に2連勝した後に2連敗して、2in1法で損失を回収しているため、最初の2連勝の利益がそのまま残って2ユニットの利益です。
たとえば10ゲームで2in1法を終了した後に、ゲームを続行し2連勝すれば、最終的な利益は4ユニットになります。
2in1法を利用していれば、損失を回収しつつ、利益をコツコツと積み上げることが可能です。
2in1法には大きなメリットがありますが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
2in1法は数回の勝利で一気に損失をひっくり返すような攻略法ではありません。あくまで負けと勝ちの比率が2:1になるまで2in1法は続きます。
勝率50%のゲームで使用すれば、あまり起こらないことではありますが、負けの数が多ければ長期戦になるのは避けられません。
そして長期戦になれば、いくら賭け金の上昇が緩やかな2in1法でも賭け金は上昇していきます。
ただし1ユニットの賭け金を控えめにすれば、長期戦になっても、破綻して損失が発生することはないでしょう。
プレイヤーによって異なりますが、20ゲームくらいまで長引くことは想定してユニットを決定することをおすすめします。
交互に負け続けた場合には、2in1法は役に立ちません。勝ち負けが交互になった場合のシミュレーションを行います。
ゲーム数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 累計利益 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
2 | 1、1 | 1 | 負け | -2 | |
3 | なし | 2 | 勝ち | 0 | |
4 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
5 | なし | 1 | 勝ち | 0 | |
6 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
7 | なし | 1 | 勝ち | 0 | |
8 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
9 | なし | 1 | 勝ち | 0 | |
10 | 1 | 1 | 負け | -1 |
損失は1ユニットと微々たる物ですが、10ゲームやっても利益になっていません。
そもそも2in1法を利用しているのは3ゲーム目だけです。このように交互に勝敗を繰り返す場合には、2in1法の損失を取り戻す効果を発揮できません。
使い所を考える必要があります。
交互に勝ち負けを繰り返している場合と同様に、連勝している時も2in1法を利用できず、効果を発揮できません。
連勝してもユニット数が増えないため、せっかく連勝しても十分に利益を伸ばすことができないのは機会損失です。
調子良く連勝できている場合には、モンテカルロ法などの連勝している時に効果を発揮する攻略法を利用することをおすすめします。
ここからは2in1法を実際に利用してみて2in1法が有効な攻略法なのかを検証していきます。利用するのはベラジョンカジノのルーレットです。
2in1法の実践検証は10ゲームで終了とし、10ゲームに損失がでている場合には、ゲームを続行します。そして2in1法で見事損失を取り戻せるのか確認し、最終的な損益をみましょう。
なお1ユニット=1ドルとします。
2回連続で赤に止まっているため、次は黒に止まるだろうと考え、1ユニットを黒にベットしました。
しかし赤に止まり、負けてしまいます。紙に数字の1を書き加えます。
前回のゲーム赤に3回連続で止まったことになります。そこで今度も黒にベットします。まだ2in1法は始まっていないため、ユニットは変わらず1です。
見事黒に止まり勝利しました。紙の数字を消します。これでプラスマイナス0です。振り出し・・・。2in1法は始まりません(+_+)
3ゲーム目も黒に1ユニットをベットしました。
赤に止まり、負けてしまいました。紙に1を書き加えます。これで現在の数列は1です。
現在3連続で赤に止まっているため、今度こそ黒に止まることを期待し、黒にベットしました。同じく1ユニットです。
再び赤に止まり負けてしまいました。紙に数字の1を書き加え、現在の数列は1、1になりました。ここまでの累計損益はマイナス2ユニット(2ドル)です。2連敗したことより、次のゲームから2in1法をスタートします。
2連続で赤に止まっているため、黒を選びます。現在の数列は1、1のため両端の数字を足して2ユニットが賭け金です。
黒に見事止まって勝利しました。2ユニット(2ドル)の利益が発生し、累計損益がプラスマイナスゼロに戻ります。また勝利したため紙の数列の両端の文字を消します。現在の数列が1、1のため数列は全て消え、2in1法は一旦終了です(*‘∀‘)
赤に2回連続で止まっているため、黒にベットしました。2in1法は終了しているため再度1ユニットをベットします。
赤に止まったため負けてしまいました。紙に1を書き加えます。現在の累計損益はマイナス1ユニットです。
このゲームで負けたら2in1の再スタートです。赤に3連続で止まっていたため、黒にベットします。
しかし4連続で赤に止まったため、また負けてしまいます。紙に数字の1を書き加えて現在の数列が「1、1」になったので、次のゲームから2in1法を利用していきます。
赤に止まる確率は50%です。5回連続で赤に止まる確率は5%以下のため、そろそろ黒に止まると考え、黒にベットしました。2in1法よりユニットは数列1、1の両端を足した2です。
見事勝利しました。これで、累計損益はプラスマイナスゼロに戻り、数列も全て消え、2in1法は終了です。
9ゲーム目も黒にベットしました。2in1法は終了したため、賭け金は再度1ユニットからスタートです。
赤に止まって負けてしまいました。紙に1を書き加えます。
このゲームに勝てば2in1法は累計損益プラスマイナスゼロで終了です。慎重に選びます。
赤に止まって負けてしまいました。数列は「1、1」となり2in1法スタートです。
2in1法がはじまっているため、10ゲームは終了しましたが、ゲームを続行します。赤に4連続で止まっているため黒にベットしました。
しかし赤に止まってしまい、負けです。数列に負けたユニット数にあたる2を書き加え、現在の数列は1、1、2になります。
赤に5連属に止まっていますが、6連続で赤に止まる確率は1%近くです。数列1、1、2の両端の数字を足した3ユニットを黒にベットします。
結果黒に止まり、勝利しました。数列1、1、2の両端を消して1が残ります。累計損益はマイナス1ユニットになりました。
2in1法ではゲームの終了前にも今回のように、少しずつ損失を取り戻すことができるため、破綻しにくいのは魅力的です。
2回連続で黒に止まっているため、今日はじめて赤にベットしました。数列は1のため1ユニットです。
しかし黒に止まって負けてしまいます。負けたユニット数にあたる1を数列に書き加え、数列が「1、1」になりました。現在の累計損益はマイナス2ユニットです。
黒に2連続で止まっているため、赤にベットします。数列が1、1のため両端の数字を足して賭け金は2ユニットです。
そして見事勝利しました。数列1、1の両端の数字を消して、全ての数列が消え、累計損益はプラスマイナスゼロになりました。
実際に2in1法を利用した実践結果は以下のようになりました。14ゲームで損失は±0(ゼロ)になりましたが。利益は出ませんでした(;´д`)
ゲーム数 | 数列 | ベット額 | 勝敗 | 累計利益 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
2 | なし | 1 | 勝ち | 0 | |
3 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
4 | 1、1 | 1 | 負け | -2 | |
5 | なし | 2 | 勝ち | 0 | |
6 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
7 | 1、1 | 1 | 負け | -1 | |
8 | なし | 2 | 勝ち | 0 | |
9 | 1 | 1 | 負け | -1 | |
10 | 1、1 | 1 | 負け | -2 | |
11 | 1、1、2 | 2 | 負け | -4 | |
12 | 1 | 3 | 勝ち | -1 | |
13 | 1、1 | 1 | 負け | -2 | |
14 | なし | 2 | 勝ち | 0 |
2in1法を実践で利用してみた感想ですが、最終的に14ゲームやっても2in1法で利益がでていないため、攻略法を使って稼ぎたいと考えている方には2in1法は向きません。
そもそも2連敗しないと攻略法が始まらないので、最初から2in1法を使用する前提でゲームをするのというのは無理があると感じました。他の攻略法と組み合わせて、「何連敗したら2in1法を使う」と自分で予めルールを作っておくといいと思います。
しかし14ゲーム中9ゲーム負けても損失がでずにゲームを終了できていることは評価できます。稼ぐのが主な目的ではなく、他の攻略法と組み合わせて、「ゲームでの損失を最小限に抑える」というスタンスで利用してみるとよいでしょう。