パチンコはあくまで「遊戯」という位置付けですが、出玉を換金できるのは周知の事実です。ここではその方法と、それを行う際の注意点を詳しく説明していきます。
パチンコの換金方法や換金率など、パチンコの仕組みについて解説していきます!
パチンコをするなら勝負するホールの換金率や換金方法を理解することは必須です。特に換金率は、軍資金の配分や戦略を考える上でかかせません。また、出玉を換金した時に大きくかかわる要素なのであらかじめ知っておく必要があります。換金方法は言わずもがな知らないと「勝利の対価」がもらえません。
パチンコの換金方法を知る前に一番最初に知っておかなければいけなのが、そのお店が「いくらで換金してくれるのか」という点です。
パチンコは、お店の決めたレート(換金率)で玉を借りて遊びます。パチンコは1玉4円、パチスロはコイン一枚20円でお店から借ります。
この金額で借りた玉やコインを換金する際の比率を「換金率」と言います。例えばパチンコの場合、1000円分球を借りると1000円 ÷ 1玉4円 で250玉です。
この250玉を換金した際に4円で買い取ってくれると借りた金額と同じ1000円になります。これが「等価交換」です。
パチンコ、スロットの換金率をまとめたのが以下の表になります。これは「何玉で100円になるか」ということを元に計算しているものです。
パチンコ | ||
---|---|---|
100円あたり | 1玉の値段 | 等価のに対しての割合 |
25玉交換(等価交換) | 4円 | 1倍 |
28玉交換 | 3.57円 | 0.893倍 |
30玉交換 | 3.33円 | 0.833倍 |
33玉交換 | 3.03円 | 0.758倍 |
35玉交換 | 2.86円 | 0.714倍 |
40玉交換 | 2.5円 | 0.625倍 |
パチスロ | ||
---|---|---|
100円あたり | 1枚あたりの値段 | 等価に対しての割合 |
5枚交換(等価交換) | 20円 | 1倍 |
5.6枚交換 | 17.9円 | 0.893倍 |
6枚交換 | 16.7円 | 0.833倍 |
6.6枚交換 | 15.2円 | 0.758倍 |
7枚交換 | 14.3円 | 0.714倍 |
8枚交換 | 12.5円 | 0.625倍 |
4円パチンコで全国的に多いのは、28玉交換と呼ばれる交換率で、28玉で100円になるという意味です。この交換率だと、借りる時には2500発で1万円ですが、換金時には2800発でその1万円になります。
なのでお店で10000円分の玉を借りた時点で「1200円のマイナス」になります。
この場合の換金率は表からもわかる通りおよそ3.57円です。借りた金額より少ない換金率で交換することを「非等価交換」といいます。当然ですが換金率が悪くなるほどプレイヤーが不利になります(;´д`)
この28玉交換でも、100円ごとに換金ができる訳ではなく、お店ごとにそれが行える単位が決まっているので注意が必要です。500円単位となっていれば、140発ごとに500円という具合になり、それ未満の玉数は換金するはできません。
端数の出玉はお菓子や飲料などの景品と交換するか、お店の会員カードに「貯玉」するかの2択になります。貯玉すれば後日、プレイする際に使用できるのでおすすめです。
お店によっては1発1円のいわゆる“1パチ”と呼ばれる低貸コーナーを設けていたり、その専門店も存在します。その場合もスタッフに換金率を確認するのがいいでしょう。パチンコ店での換金率は一番最初に確認しないといけない項目です。
勝負する店舗を選ぶ際には等価交換がベスト、もしくはなるべく換金率が高いホールを選ぶのが基本です。この換金率は店舗や地域によってまちまちです。等価交換がない地域もあります。
全国で等価交換がある地域は以下の10県です。等価交換がある地域でも全てのホールが等価交換という訳ではありません。逆に等価交換がない地域でも等価交換をしているホールもあります。なので換金率を確認するのは必須です。
パチンコをする初心者が一番最初にしなければいけないのが「勝負する店舗の換金率を確認する」ことです。
換金率を知ることで「この台は当たれば2000発は出るから6000円までは様子を見よう」などといった戦略を立てることもできます(^_-)-☆
パチンコの出玉を換金するのが大切だということは上記で説明しましたが、どのようにホールの換金率を確認すればいいのでしょうか。
勝負しようとするホールのでの換金率の確認方法で代表的なのは以下です。
換金率を知るのに一番手軽なのが勝負するホールをネットで検索する方法です。最近ではどこのホールの情報もネットで調べることができるのでおすすめです。
次におすすめなのが実際にホールでパチンコ横の「貸し玉機」から玉を購入する方法です。購入すると液晶画面に払い出した玉の数が表示されるので玉の数から換金率を知ることができます。
カウンターで何玉で特殊景品に交換できるか実際に確認するのもおすすめです。ホールのカウンターには特殊景品に対して何玉で交換という表示があるのでそこから換金率を知ることができます。
最後に「直接パチンコ店の店員に聞く」という技もあります(笑) 店員が換金率について話すのはいけないので、ネットなどでも換金率についてパチンコホールの店員は教えてくれないというように記載されていますが、結構教えてくれる人もいます(^_-)-☆
ストレートに「換金いくらですか?」と聞くと意外と教えてくれたりします。
実際に過去に何店舗かで試してみましたが教えてくれましたw
パチンコ店は、「換金」という言葉に敏感です。それは、法令的にはあくまで「遊戯」と区分けされているためです。
日本において国から認められている公営ギャンブルは競馬、競輪、競艇、オートレースの4種類です。それ以外は換金すると「賭博罪」にあたり違法になります。
でもパチンコが換金できるのは周知の事実です。では、なぜパチンコは公営のギャンブルではないのに換金することができるのでしょうか?
パチンコは、公営ギャンブルでないのに換金すると「賭博罪」となって憲法違反になります。なので賭博罪をすり抜けるために編みだざれた?のが「三店方式」です。
三店方式は「パチンコ店」、「景品交換所」、「問屋」の文字通り三店から成り立ちます。各店の役割は以下になります。
【三店方式に置ける各店の役割】
この三店方式は、文字通り、「パチンコ店」、「買取所」、そして、特殊景品を買い取る「問屋」という3つの店から成り立っています。パチンコ店自体はあくまで客に景品しか提供することができませんが、それを客側が買取所と呼ばれるところで買い取ってもらうことで実質的な換金行為として成立しているという具合です。
要は「パチンコ店でもらった景品を近くにある買取所で買い取ってもらう」という形式で賭博罪を回避しています。よって、パチンコの換金は、出玉をまず「特殊景品」と呼ばれるものと交換します。
特殊景品は、500円単位、1000円単位などとなっており、お店によってカード状のものからメダルのようなものなど色々な形態で用意されています。出玉を交換する際には、カウンターで「特殊景品に」とわざわざ言う必要はなく、カウンターにレシートを出せばOK、もしくは「交換で」で伝えるだけで特殊景品に交換してもらえます。
パチンコは誰が見ても「賭博」です。
パチンコでもらった景品を「たまたま近くにあるお店で買い取ってもらった」と。。。
これが三店方式です(笑)
みんな思ってる! 警察もw
パチンコ屋から出てきた10年前のuehさんです。
パチンコ屋では玉と特殊景品(右手)を交換するのですが、偶然にも全国のパチンコ屋さんの近くには特殊景品をお金で買い取ってくれるお店があるんです。
これを三店方式といいます。
これ次のテスト出ます。#ももも大好き組合 pic.twitter.com/c73Rr37rQm— ueh (@Ueha_Lover) June 20, 2023
交換した特殊景品は、そのお店の近くに何故か存在する「買取所」で買い取ってもらいます。そこで受け取った金額によって、実質的な換金となります。ここで問題となるのは、その買取所はパチンコ店とは無関係という立場をとっているため、お店でその場所を教えてもらうことはまずできません。
普通にわからんよ
カウンターの店員に聞いて「これを(特殊景品)持っている方は皆さんは(なぜか)あちらの方面へ行かれるみたいです」
それか特殊景品持っている人の後ろをついて行くしか・・・— ぐらど (@gladimgn) June 19, 2023
では、どうやって買取所の場所を探すのでしょうか。買取所の場所を探すのに代表的な方法が以下です。。この方法でそのお店の買取所を探して、そこで出玉と交換した特殊景品を買い取ってもらってください。
【買取所の見つけ方】
買取所はお店からすぐ近くにあることがほとんどなので、それらしきお店がないか、まずは周辺をぐるっと回ってみるといいでしょう。一度覚えてしまえば、次からそのお店で遊んだ際にはそこを利用するのだと分かり、改めて探す必要はありません。
都内だと「T・U・C」という黄色の看板があるところが特殊景品の買取所です。
豊洲にカジノはないけど「TUC」があるということはパチ屋はあるんやね。 pic.twitter.com/PZeLKqNKqj
— カンバラノリオ (@NorioKambara) March 29, 2017
確実なのが、お店から同じように特殊景品を持って出てきた人の後についていくという方法です。店舗内の景品交換カウンターにはレシートを持った景品交換待ちの人が並んでいます。その人が景品をもらった後にその人の後について行けば景品の買取所が簡単に見つかります
特殊景品の買取所が分かりにくい場所にあったり、少し遠い場合は店内に地図が貼ってある場合もあります。トイレ休憩のついでにでもそれらしいものがないか探してみるのもいいでしょう。
以外とおすすめなのが店員に直接聞くという方法です。建前では教えられないとなっていますが、ストレートに「景品の買取所どこですか?」と聞くといがと丁寧に教えてくれたりします(^_-)-☆
東京都内では、ほとんどのお店で同じ特殊景品を扱っています。他の地域でも同様のことがあり、そういった場合にはそれらのお店で共通して同じ買取所が利用できます。ただし、地方ではお店ごとに買取所が決まっている場合が多いので、大きな繁華街のある地域だけの特徴だと考えておいてください。
今日もサクッと儲けて一部は貯玉して一部は金で家に持って帰る♪
金の特殊景品は田中貴金属のインゴットだけど、なぜか1gで9,000円。。。#パチスロ#特殊景品#金インゴット#三店方式#解る人には解るだろう... pic.twitter.com/iaM1W0i7ps— 金ちゃん。(元サラリーマン、万年夏休み中????) (@kinchan_ss) April 20, 2023
違う買取所に持って行ってしまうと、うちでは買い取れないなどと言われてしまいますが、そういう人もたまに居るため、それほど問題になる行為ではありません。そのため、それを懸念して、ここだと思うがもし間違っていたらと躊躇してしまう必要はありません。
そこで買い取れない種類であれば、そのまま返してもらえます。稀に、特殊景品と一緒にレシートのような紙をつけて渡されることがありますが、その場合にはお店に対応した決まった買取所しか利用できません。都内であってもそういうお店もあるので、それには注意してください。
出玉と交換した特殊景品には、これといった期限のようなものはありません。ですが、そのお店が閉店してしまったり、提供する特殊景品を一新するようなことがあると、現金にすることができなくなってしまう場合があります。それを避けるために、手にした特殊景品はなるべく早く買取所に持って行きましょう。
換金に補足して、近年のパチン店では、同じお店内で異なるレートのコーナーを設けていることが少なくありません。前述のように、1発4円が基本となっていますが、1円のコーナーがあるお店も多くなってきており、もちろんどちらでも実質的な換金が可能です。
いつもとは異なるレートのコーナーで遊んだ時には、交換率が分からないということがあるものですが、パチンコ店には「一物一価」という決まりがあります。これは、同じ建物内(二階建てや三階建ての場合も、その中全てがそれにあたります)ではレートに関わらず、交換率を一定にしないといけないというルールです。すぐ近くでも一度外に出ないと行けない系列店などの場合にはその限りではなく、別のお店になります。
つまり、4円パチンコが28玉で100円の交換率であれば、1円パチンコもその率は同じで、28玉で1/4の25円、112発100円の交換になります。もちろんそのお店の換金ができる交換単位ごとになりますが、これが分かっていると、端数を出さずにきっちりとその数に調整できる場合も多いので、これはパチンコを遊ぶなら覚えておいて損はありません。
パチンコ初心者が知っておきたいパチンコの換金率や換金方法について説明してきました。2点ともにパチンコを打つ上で知らないと始まらない基本的な知識です。
勝負するホールの換金率という最低限の情報すら知らないで打つというのは、みすみす負けに言っているようなものです。
また、なぜパチンコは公営のギャンブルでないのに換金できるということは自身がパチンコを打つなら知識として知っておいて損はありません。逆に知らないで打っているのは恥ずかしいレベルの話です。
パチンコの換金は、このような三店方式にて実現できています。そのまま「換金」という言葉は使わず、お店が用意している特殊景品に交換し、それをお店とは別の買取所に買い取ってもらうことで実質的に換金しているという仕組みです。
何故そのような面倒な手順を踏んでいるのかと言えば、パチンコ店では直接現金は提供できず、法令的に”景品しか提供できない”というルールがあるためですが、すぐ近くにある買取が行えるため、それを提供することで、実質的に換金が行える遊戯として成立しているのです。
言ってしまえば脱法とも言える行為ですが、それによってパチンコにおいて換金が行えているのが実情となっています。